京都サンガ所属の元U20日本代表MF福岡慎平に、今冬移籍の可能性が一部ジャーナリストによって報じられている。
現在24歳の同選手は、京都の下部組織出身。2019年にトップチームへ昇格すると、プロ1年目からJ2リーグで36試合に出場するなど、主力選手として活躍。2022シーズンから10番を背負っているが、今季はここまでリーグ戦で19試合に出場。シーズン前半戦はスタメン出場の機会が少なかったが、7月以降はほぼ全試合でスタメン出場。同選手の出場機会増加とともにチームも巻き返し、J2降格圏を脱している。
京都一筋のキャリアを歩んでいる福岡だが、2024シーズ終了後に海外挑戦をする可能性もあるという。スイスにルーツを持つジャーナリストのリオネル氏は10月11日、Xで「スイス国内クラブが、福岡の獲得に興味を示している」と投稿。「彼は京都に残留するか、Jリーグ他クラブへ移籍するか、あるいは欧州へ移籍するのか、まだ決断していない」と選手サイドの意思もあわせて伝えているが、具体的なクラブ名は挙げていない。
またリオネル氏は、福岡が以前よりもプレー時間を減らしていることにも言及。「曺貴裁監督は福岡のことを完全に信頼しているわけではない。別の監督ならば、彼のプレータイムはもっと増えていると私は思う」と私見を述べている。
Jリーグクラブからスイス国内クラブへ移籍した日本人選手と言えば、DF常本佳吾やMF西村拓真が記憶に新しい。くわえて元日本代表MF久保裕也(現FCシンシナティ)は、2013年に京都からヤングボーイズへ移籍し、およそ7年間欧州でプレーしている。
このうちセルヴェットFC所属の常本は、鹿島アントラーズ時代にも指導を受けたレネ・ヴァイラー前監督のもとサイドバックの主力選手として活躍。新指揮官のもとで迎えた今季も、ここまでリーグ戦8試合の出場で1ゴール1アシストと結果を残している一方、西村はレギュラー定着に至らず、わずか半年でセルヴェットを去った。