キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です

目次

キャンピングカー旅では節水が大事!
【キャンピングカー旅の節水方法】ヨーロッパの水道水は飲んで平気?
【キャンピングカー旅の節水方法】水の補給は?街中や公園に無料の水道水が豊富に存在する!
【キャンピングカー旅の節水方法】水事情
【キャンピングカー旅の節水方法】使用した水の排水場は?
【キャンピングカー旅の節水方法】「水道管が凍結?」時にはトラブルも発生!
【キャンピングカー旅の節水方法】
【キャンピングカー旅の節水方法】車中泊の節水で環境保全にもつながる

キャンピングカー旅では節水が大事!

キャンピングカーでヨーロッパ一周中の夫婦です。

日本を旅立ち、イタリアで中古のキャンピングカーを購入し、夫婦で夢の車中泊生活を開始して5ヶ月目に突入しました。

ゆっくりとヨーロッパを回りながらリモートワークでお仕事をして生活し、現在はイタリアの中にある世界で5番目に小さい国「San Marino」(サンマリノ共和国)に滞在中です。

今回は多くの人が気になるキャンピングカー旅での水事情!

車中泊未経験の私たち夫婦がキャンピングカー旅を開始して、日々の生活から学んでいった、水はどこで補充できるのか?タンクの容量は?何日もつのか?節水のコツなどを紹介します。

【キャンピングカー旅の節水方法】ヨーロッパの水道水は飲んで平気?

そもそもヨーロッパの水道水って飲めるの?

結論から言うと、ヨーロッパのだいたいの国の水道水は飲めます。

しかしその多くが「硬水」です。

そのため味が少し違ったり、100%安心できないからと多くの家庭では浄水器や浄水ポットを使用しているようです。

日本の水道水は「軟水」なので慣れていないと少し味に違和感を感じたりするかもしれません。

また、イタリアなどの国では水道水に石灰が多く含まれています。

体に害はないですが、石炭のせいで蛇口が詰まる原因になったり、水回りが白っぽくなってしまいます。

私たちも水にはなるべく気を配り、飲料水はミネラルウォーターを購入するようにして、料理で使う水はキャンピングカー内のタンクにためた水道水をさらに浄水器に通して使用するようにしています。

【キャンピングカー旅の節水方法】水の補給は?街中や公園に無料の水道水が豊富に存在する!

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

ヨーロッパではRVパーク以外にも公園や街中の至るところに水道水があり、無料で水を飲んだりキャンピングカーの水補給として使えます。

なので、近くにRVパークが無い場合でも、水補給場所探しにはあまり困らず、車中泊者にはとても嬉しいです。

中には飲めない水道水もあるので英語で「Potable water」またはイタリア語で「Acqua potabile」(飲料水)と表記されているかをしっかり確認してから使用するようにしています。

※ヨーロッパ全ての国でRVパークが充実しているわけではなく、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどはキャンピングカー施設が多数あるが、スウェーデン、ノルウェーなどの北ヨーロッパはそこまであるわけでは無いので注意が必要です。

【キャンピングカー旅の節水方法】水事情

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

私たちのキャンピングカーは2005年産のFIAT Ducatoです。

水タンクは100Lのがひとつと、50Lの予備タンクで計150Lの水を常備することができます。

車内にはキッチンシンク、洗面所のシンクとシャワーの3つの水場があります。

使用用途は、自炊、食器洗い、洗顔、歯磨き、手洗い、シャワー、トイレの流しなどと一般家庭とは変わらないです。

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

しかし、家の蛇口をひねれば無限に出る水とは違い限りがあるので、なるべく節水を心がけ、2人で約4日ほどもつようにしています。

150L=4日分。

1人1日約18Lの使用の計算になります。

東京都水道局の調査によると1人あたり1日平均214Lの水を使用しているので、そう考えると節水に貢献出来ているんじゃないかと思いました。

【キャンピングカー旅の節水方法】使用した水の排水場は?

キャンピングカーでは使用後の水の処理もきちんと考えなければなりません。 キッチンやシャワーから出た生活排水は「グレータンク」と呼ばれるタンクに貯められ、指定の排水処理場で処理しなければなりません。 排水処理場はどこでも見つけやすい水の補給と違って、RVパークやキャンピングカー専用駐車場に行かないと無いので少し大変ですが、絶対に道路の側溝などに流さず、指定の場所で排水しましょう! キャンピングカー生活では使用する水の心配だけでなく、使用後の汚水の処理も考えなきゃいけないので、常に自分の出す水の量やゴミの量について意識させられます。

【キャンピングカー旅の節水方法】「水道管が凍結?」時にはトラブルも発生!

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

ヨーロッパでは簡単に水補給場所を見つけられますが、必ずしも水が出るとは限りません。

特に冬場は水道管が凍結してしまって水が使えない場面に何度も遭遇しました。

あてにしていた水の給水場が凍結で使えない、といったトラブルもありえるので冬場はタンクに常備できる水以外に、予備の折りたたみ式ウォータータンク(15L)に水を入れていざという時に使うようにしています。

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

公共の場の水道管が凍結する以外にも、氷点下まで温度が下がる地域ではキャンピングカー内の清水タンク、ホース、ポンプなどが凍結する危険があります。

凍結すると水道管が破損してしまう恐れがあるので、とても注意が必要です。

なので、標高が高い地域に行く際は車内温度が氷点下にならないように夜間でもヒーターを使用し気をつけるようにしています。

冬場、雪の地域は普段以上にキャンピングカーに気を配らなければなりません。

【キャンピングカー旅の節水方法】

キャンピングカーの水は限りがあるのでなるべく節水を心がけるようにしています。

そこで私たちが実施している節水方法を紹介します!!

キッチン編

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

生活の中で一番水を使うのが自炊、食器洗いとシャワーです。

私たちは毎日自炊をしているので特に気をつけるようにしています。

なるべく洗い物を出さないように朝食はパンやグラノーラ、フルーツで簡単にすませています。

夕食はお鍋ひとつで作れるメニュー、鍋物やカレー、シチュー、焼きそばなど。

パスタや麺類は比較的簡単に作れるますが、茹でるのに水たくさん使うので、少量の水で済ますようにしています。

また、茹で汁をそのままシンクに流すと排水タンクの匂いの素になるので空のペットボトルに溜めて、排水処理場で流すようにしています。

食材を買う時もなるべく節水を考えて購入しています。

お米は無洗米を選び、野菜、サラダはカットされ洗浄してあるパックのものがそのまますぐに調理できるので、車中泊にはとても便利です。

冷凍野菜もカットされていて、水洗いの必要が無いので冷凍庫に余裕がある場合はおすすめです。

食後はペーパータオルで食べ残しや油汚れを拭き取り、少量の水で食器を洗うようにしています。

そうすることで「グレータンク」に油汚れなどが流れず、シンクの匂い対策にもなります。

食器洗いを減らすために紙皿や紙コップ使用したり、ラップやアルミホイルを敷く節水方法もありますが、少し不経済で逆にゴミを多く出してしまうので、私たちはどうしても水がない時だけこの方法をしています。

シャワー編

キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
(画像=『MOBY』より引用)

シャワーでも結構な水を使うので、なるべく3分以内に済ますようにしています。

シャワーは流しっぱなしにせず、体を洗ったり泡立ててる間は水を止め、すすぐ時だけ水を出しています。

冬場や最初の内は少し大変でしたが、慣れるとパパッと数分でシャワーを済ませることができるようになりました。

またシャワーヘッドを節水タイプに変えるのもおすすめです。

私たちはキッチンの蛇口を浄水器と節水ヘッドが付いているタイプのものに変更しました。

【キャンピングカー旅の節水方法】車中泊の節水で環境保全にもつながる

私たちのキャンピングカー旅での水事情と節水方法の紹介でした。

車中泊生活を始めるまでは節水など特に意識せず水を使いましたが、この生活を始めてから水の大切さを改めて実感させられました。

地球の水は無限ではなく限りある資源です。

節水で省エネやCO2削減にもつながるので、車中泊以外でも一人ひとりの心がけが大事だと思いました。

今回紹介した以外でも節水方法はいくらでもあるので自分に合った方法を見つけ出し、車中泊でも、普段の生活でも、水を使いすぎない工夫をしていきましょう。

ライター:Luana

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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