日本代表MF遠藤航は、日本時間10月11日未明に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦でフル出場も、やや低調なパフォーマンスに。所属先のリバプールで出場機会に恵まれず、DF長友佑都(FC東京)の古巣インテルからの関心も報じられているだけに、日本代表キャプテンの移籍を推す声も多い。
MF守田英正(スポルティングCP)とのボランチコンビでスタメンに名を連ねた遠藤だが、試合勘のなさを感じさせるようなミスが目立った。データサイト『Sofa Score』によると、同選手のボールロストは21回。1分当たりのロスト回数だと、スタメン出場した日本代表選手の中でワーストだ。
またデュエル勝率も14回中6回と50%を下回る結果に。パス成功率も59本中47本で80%と、目立ったスタッツではないだけに、ネット上では「ボールロストが気になる」「ロストからの危険なシーンが何度かあった」といった指摘や、ボールロストの多さがリバプールで起用されない原因だと推察する声も見受けられる。
日本代表ではキャプテンとして存在感を放っている遠藤だが、リバプールではユルゲン・クロップからアルネ・スロットへの監督交代により、出場機会が大幅に減少。今季ここまで公式戦3試合の出場にとどまっており、プレー時間はわずか84分だ。
また『カウト・オフサイド』をはじめ複数の英メディアは、遠藤がリバプールで構想外だと伝えるとともに、インテルやプレミアリーグのイプスウィッチ・タウンFC、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、フラムからの関心をリポート。一部では「遠藤は出場機会が保証されるクラブへの移籍に前向き」と報じられている。
サウジアラビア戦でのパフォーマンスやリバプールでの出場機会減少をうけて、移籍待望論が盛んになっている遠藤。オファーの内容次第だが、2024/25シーズン途中にどのような決断を下すのか注目が集まる。