アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスが、Jリーグで偉業達成の可能性に満足感を見せるとともに、自身の去就にも触れている。

 現在31歳のロペスは、2016年7月にトンベンセからサンフレッチェ広島へ期限付き移籍すると、同クラブで2017シーズン終了後までプレー。韓国1部FCソウルへの移籍により一旦日本を離れるも、2019年に北海道コンサドーレ札幌へ加入。札幌で2年半過ごした後、中国1部・武漢を経て2022年から横浜FMでプレーしている。

 2023シーズンに22ゴールを挙げ、J1得点王に輝いたロペスだが、今季もここまでリーグ戦31試合の出場で19ゴールをマークするなど好調をキープ。得点ランキングで首位レオ・セアラ(セレッソ大阪)から1差の2位につけている。

 ブラジルメディア『Leia Ja』によると、ロペスは広島で13ゴール、札幌で39ゴールを奪い、横浜FMでは通算66ゴールをマーク。Jリーグでプレーしたブラジル人選手の通算得点ランキングでトップ5入り間近だという。

 また同メディアで10月9日に掲載されたインタビュー記事によると、ロペスは記録樹立の可能性について「こういう節目の記録に迫っていることにより、さらに力が湧いてきたし、仕事を続けるモチベーションにもなっている。正直日本でここまでやれるとは予想していなかった。とても幸せだよ」と、さらなるゴール量産へ意欲を覗かせている。

 そんなロペスはペルナンブーコ州のレシフェ出身であるが、地元クラブのスポルチ・レシフェでプレーした経験がない。それだけに、本人は「ペルナンブーコ州のレシフェで生まれたひとりの人間として、スポルチ・レシフェのユニフォームを着ることが僕の夢なんだ」と、母国ブラジル復帰の可能性にも言及したという。