身長2mの大型DFハリー・サウターは、スコットランドのダンディー・ユナイテッドでプロキャリアをスタート。トップチームで3試合に出場した後、そのポテンシャルを買われイングランドのストーク・シティに移籍。その後、スコットランドやイングランドのクラブにレンタル移籍を繰り返し実践経験を積んでいる。

2023年、レスター・シティ(イングランド1部)に4年契約で完全移籍を果たしたが、今シーズンより同国2部のシェフィールド・ユナイテッドに期限付きで籍を移している。屈強な身体で何度も相手攻撃陣を跳ね返すサウターの牙城を日本代表攻撃陣は崩すことが出来るのか注目だ。


ピッチ外活動も関わる市場価値

最後に市場価値の算出について触れる。一般的に移籍金、年齢、個人成績、出場時間、ピッチ外の活動(主にメディア出演など)を総合して「市場価値」となる。日本代表1位のMF久保建英の場合、レアル・ソシエダに加入した2022/23シーズン当初の市場価値は900万ユーロ(約14億6,200万円)であった。しかし、同シーズンのリーグ戦35試合に出場し9ゴール7アシストを記録すると、シーズン終了時には2,500万ユーロ(約40億6,000万円)とその価値を高めた。プレー成績はもちろん、アディダスジャパンや日本航空といった名だたる企業の広告塔にも起用されていることから、市場価値が更に高まったと考えられる。