ラファエル・エリアス 写真:Getty Images

 元U20ブラジル代表FWラファエル・エリアスは、ブラジル1部クルゼイロから京都サンガへ期限付き移籍中。J1残留にむけて必要不可欠な戦力として機能するなか、京都へ完全移籍の可能性が海外で報じられている。

 ブラジルメディア『グローボ』は10月9日に「エリアスは日本で輝きを放っている。クルゼイロの巨額の収益をもたらす可能性がある」という見出しのもと、同選手の現状を特集。買い取りオプションの設定額を250万ドル(約3億6000万円)と伝えた上で、京都残留の可能性について以下のように綴っている。

 「エリアスは京都で1試合あたり平均1ゴール近く奪っている。彼がプレーした試合では7勝2分2敗であり、彼のおかげで京都はJ2降格圏から抜け出した。Jリーグはブラジル1部と同様、12月に全日程が終了する。したがってエリアスの去就について、すぐに決断が下されることはない。京都がJ1残留を果たすかどうかによって決まる」

 クルゼイロからは、エリアスの他にDFルーカス・オリヴェイラも京都へ期限付き移籍。『グローボ』は同選手について「エリアスとは対照的だ。まだレギュラーに定着しておらず、5試合の出場にとどまっている」と綴っているが、京都退団の可能性には触れていない。

 9月15日放送の『KICK OFF! KANSAI』(MBS毎日放送)にVTR出演した際、「できる限り長くここに残って、京都の力になりたい」などと、現所属クラブへの愛着を強調していたエリアス。同選手の去就は、京都の今季成績に左右されそうだ。