シャスタ山は、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部に位置し、カスケード山脈の南部にある山である。山脈の中では2番目、州内でも5番目に高い山であり、およそ600~800年ごとに噴火が記録されている休火山でもある。
全米中でも屈指のパワースポットとしても知られており、ネイティブ・アメリカンも聖なる山として古くから崇められてきた。1820年代に西洋人がこの地を訪れた際には9の先住民族がこの山に定住しており、彼らは儀式の場として山を崇めていたと言われている。
精霊の住む山としても知られており、地下世界の精霊「リャオ」が天上界の精霊「スケル」が熱い岩などを投げて戦ったという伝説が残っている、これはシャスタ山とマザマ山の火山活動を反映しているものであるとも考えられている。
だが、聖なる山「シャスタ山」にあるのは、そうした伝承だけではない。実際、この山はオカルト的な説も多い。なんと、この山はレムリア大陸と関係があるというのだ。
これは、1894年に作家のフレデリック・スペンサー・オリバーがその著作『二つの惑星の住人』で唱えた説によると、レムリア大陸が沈没した際にその生存者がシャスタ山の地中や地上に移り住んだのだという。そして山には、レムリア大陸から伝わった高度な技術によって創造された「テロス」と呼ばれる大地底都市が存在しているというのだ。
そこでは、宝石をちりばめた壁に毛皮の絨毯を敷き詰めた精巧なトンネルであり、時折地上では白いローブを身にまとっている人間らしき存在が目撃されるのだという。1940年には、マウント・ロウ天文台のエドワード・L・ラーキン教授によって、望遠鏡を通して大理石の寺院などといった神秘的なレムリアの街を見たというような体験が「マウント・シャスタ・ヘラルド」紙で語られたということもあった。
象徴的な出来事に、1904年に発生したイギリス人探鉱者のJ・C・ブラウンという人物が、金鉱探しの最中に地下洞窟を発見し、そこで身長3メートルのミイラや黄金などが存在する地下都市を発見したというものがある。
この報告が元となりい、のちにジョン・C・ルートという探検家と共にブラウンらで探検隊が結集されることになっていたのだが、ブラウンは現れることなくそのまま消息不明となってしまったという。虚偽からの逃亡であるのか、それとも何度か自分一人で赴いた末に失踪してしまったのかは定かではない。一つ言えることは、シェスタ山では行方不明者の数も実際多いと言われていることだ。
だが、シェスタ山にまつわる奇妙な話はこれだけではない。それどころか、この山は超常現象の目撃の報告で溢れている場所でもあるのだ。
長年に渡ってUFOの目撃も非常に多く、2020年には山の上空に謎の飛行物体のような物体が発見されたという画像が拡散され、結局はレンズ雲のたぐいであると判明はしたものの、目撃情報の説得力が強かったためにアメリカ森林局がエイリアンとの関与を否定する声明をわざわざ出すまでに至ったという。だが、それでもUFOマニアたちにとっては重要なエリアとして人気され、それを目的にして訪れる人も多い。ひょっとしたらその地下都市はUFO基地の役割を担っているのだろうか。
このほか、シャスタ山ではあのビッグネームUMA「ビッグフット」やトカゲ人間(レプティリアンか)の目撃もあるのだという。そうした奇妙な現象や出来事は、Redditなどによって日々報告されているようだ。レムリア大陸の生き残りが住むという地下都市の存在、そして古くから残る精霊の伝承を中心として、シェスタ山の話は今後ますます蓄積されていくに違いない。
【アトラスラジオ関連動画】
文=ナオキ・コムロ(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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