遠藤航 写真:Getty Images

 イングランド1部リバプールに所属する日本代表キャプテンMF遠藤航が、1月の移籍市場で移籍する可能性があることが、兼ねてより様々なメディアで報じられている。

 10月8日にイギリスメディア『CaughtOffside』が報じたところによると、リバプールは遠藤に対して1500万~2000万ユーロ(約24億~32億円)のオファーがあれば耳を傾ける姿勢を見せており、遠藤自身も定期的な出場機会を得られるクラブへの移籍を希望しているようだ。

 現時点で遠藤の動向を注視しているクラブとして、イングランド1部の3チーム、イプスウィッチ・タウン、フラム、そしてウルバーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)の名前が挙がっている。

 遠藤は現在、カラバオカップでの82分間の出場以外では、プレミアリーグや他の大会でわずかな出場時間しか与えられておらず、リバプールのアルネ・スロット監督のもと、重要な役割を担っているとは言い難い状況だ。今後も監督の構想に大きな変化がない限り、移籍の可能性は高まるのかもしれない。

 また、遠藤の最優先事項は、より多くのプレータイムを確保できるクラブへの移籍と伝えられており、出場機会を保証してくれるチームを探しているとのこと。2024年夏の移籍市場では、フランス1部のマルセイユが1400万ユーロ(約22億4000万円)のオファーを提示したものの、リバプールがこれを拒否していた経緯もある。現時点では、マルセイユからの再アプローチはないようだ。

 一方でリバプール側は、シーズン中の怪我や出場停止などに備える必要もあり、遠藤の経験を重視して彼を引き留めるという選択肢も考えられる。移籍が実現するかどうかは、今後のチーム状況次第かもしれない。