アレハンドロ・ガルナチョ 写真:Getty Images

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの若手ウインガーであるFWアレハンドロ・ガルナチョが、同チームのエリック・テン・ハフ監督への不満を募らせ、スペイン1部バルセロナへの移籍を真剣に検討しているようだ。

 ガルナチョは今2024/25シーズン、プレミアリーグで7試合中4試合に先発出場している。しかし、テン・ハフ監督の下での起用方法に納得しておらず、途中交代させられフル出場させてくれないことや、ユナイテッドとの契約延長時に約束された「タイトル争いと毎年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場」が果たされていないことにも不満を抱いていると海外メディアで伝えられた。

 こうした状況を背景に、ガルナチョはバルセロナに「自ら売り込んだ」とスペインの報道は伝えている。しかし、バルセロナ側は「高額な移籍金が予想されるため、獲得に動くつもりはない」との立場を示したようだ。

 一方、ユナイテッドは今2024/25シーズン序盤で苦戦し、プレミアリーグ開幕7試合でわずか8ポイントしか獲得していない。夏に契約を延長したテン・ハフ監督に対するプレッシャーは日に日に増しており、解任説もささやかれている。ガルナチョ以外にも不満を抱く選手が増えているとされ、チーム内の士気低下が懸念されているとのこと。

 もし、テン・ハフ監督が解任される場合、後任としてマッシミリアーノ・アッレグリ監督(2024年5月ユベントス解任)やトーマス・トゥヘル監督(2024年6月バイエルン・ミュンヘン退任)の名前が挙がっているが、彼らが引き受けるかは不透明なようだ。