ジュビロ磐田からベルギー1部RSCアンデルレヒトへ期限付き移籍中のU19日本代表FW後藤啓介。セカンドチームのRSCAフューチャーズで主力選手として活躍も、すでにトップチームの構想には含まれていない模様。2024年12月での退団に向かっているという。
現在19歳の同選手は、プロ1年目から磐田でブレイクすると、2024年1月に買い取りオプション付きの期限付き移籍によりアンデルレヒトへ。海外挑戦1年目からRSCAフューチャーズの一員としてプレーしているが、今季はベルギー2部リーグ7試合の出場で3ゴールを奪っている。
そんななか、ベルギーメディア『Voetbal』は9月30日にアンデルレヒト・トップチームの攻撃陣について「主力選手のレベルが不十分」と批判。FWルイス・バスケスをはじめストライカー陣が結果を残せていないなか、RSCAフューチャーズ所属選手がトップチームへ昇格する可能性について以下のように綴っている。
「後藤は今、RSCAフューチャーズでもそこまで自身の地位を確立していない。この日本人選手の獲得が失敗であり、アンデルレヒトの土台を正しく構築していないことを示している。2025年1月にストライカーを獲得するべく、資金面での余裕を作るのがベストだろう」
後藤の獲得は失敗という主張が展開されているが、クラブ関係者も日本人ストライカーに対して厳しい評価を下している。とあるスカウト担当者は、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』のインタビューで「彼は単純に実力不足。チームにそこまで貢献していない」と酷評。同紙も「後藤はアンデルレヒトでの終わりが近い」などと、買い取りオプションが行使されない可能性を伝えている。