クリスタル・パレス所属の日本代表MF鎌田大地は、10月5日に行われたプレミアリーグ第7節のリバプール戦で途中出場。プレミアリーグで結果を残せていないだけに、現地ではオリバー・グラスナー監督による同選手の起用法が批判の対象になっている。
鎌田はアイントラハト・フランクフルト時代の恩師であるグラスナー監督からの説得もあり、2024年夏にセリエAのラツィオを退団し、パレスへフリー移籍。8月18日のプレミアリーグ開幕戦でいきなりスタメン出場すると、カップ戦で1ゴール2アシストと結果を残していた。
しかし9月28日のプレミアリーグ第6節エバートン戦で自らのパスミスから失点するなど、直近数試合は低調なパフォーマンスに終始。現地で「プレミアリーグでプレーするだけの実力はない」などと批判されると、リバプール戦では数分間の出場にとどまっている。
グラスナー監督解任、かつてマンチェスター・ユナイテッドでMF香川真司(現セレッソ大阪)を冷遇したデイヴィッド・モイーズ氏を招へいする可能性も報じられる中、英メディア『フットボール・ファンキャスト』は10月7日に「鎌田とアダム・ウォートンを忘れるべきだ」という見出しのもと、中盤の問題について以下のように指摘している。
「グラスナー監督は攻撃的MFである鎌田をボランチで起用し続けようとしたため、デュエルに強い選手が手薄となっている。中盤のバランスを取るためにも、ボール奪取能力に長けたジェフェルソン・レルマとウォートンでコンビを組ませるべきだ」
なお『フットボール・ファンキャスト』は鎌田の起用法について「彼はトップ下でプレーさせる方が良い」と指摘したが、同時に「グラスナー監督は中盤を機能させるという点から、『4-2-2-2』のシステムを採用すべき」と布陣変更を推めている。