前田大然 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW前田大然とFW古橋亨梧に、プレミアリーグ移籍の可能性が浮上。現地ではアストン・ビラに両選手の獲得を求める声が挙がっているが、同クラブの監督はかつてビジャレアル時代にMF久保建英(現レアル・ソシエダ)を冷遇したウナイ・エメリ氏だ。

 英紙『スコッツマン』は10月7日に「アストン・ビラ、2025年1月に古橋と前田を1800万ポンド(約35億円)で獲得か」とリポート。セルティック、アストン・ビラOBであるスティリアン・ペトロフ氏は同紙のインタビューで、「アストン・ビラが今冬の移籍ウィンドウで誰を獲得すべきか」という質問に対して、以下のように語ったという。

 「ひとりではなく、かなりたくさんいる。セルティックは好成績を残しているが、前田や古橋を獲得したいね。前田のスピード、エネルギー、相手のサイドバックにプレスをかける能力は信じられない。私が見た中で最高の選手のひとりだ。古橋は上品で、非常に優れた能力を持つ素晴らしいストライカー。本当に賢く、そして何よりもゴールを決める」

 ペトロフ氏が日本人2選手の獲得を勧めた一方で、『スコッツマン』は「アストン・ビラのFW陣、オリー・ワトキンス、モーガン・ロジャース、ジョン・デュランがいずれも好調であるため、古橋や前田は控えになる可能性が高い」と、移籍した場合に出場機会が減少する可能性を指摘。

 その上で、「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の新フォーマットにより、これまで以上に過密日程となることから、エメリ監督は控え要員のFW獲得を望んでいるだろう」と、アストン・ビラの補強戦略にも触れている。

 アストン・ビラは、2022年10月からエメリ氏がチームを率いているが、2023/24シーズンのプレミアリーグで4位に。2024年5月にエメリ監督と新たに5年契約を結ぶと、今季もここまでリーグ戦7試合で4勝2分1敗。10月3日のCLリーグフェイズ第2節では、バイエルン・ミュンヘンを1-0で下している。