浦和レッズ所属のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンに、2024シーズン終了後に移籍する可能性が浮上。恩師であるペア・マティアス・ヘグモ監督解任の影響があるものとみられる。
スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は10月7日に「グスタフソンは浦和を退団する方向にある。非常に厳しいクラブ状況により、プレー時間がさらに減少していることが理由だと言われている。マチェイ・スコルジャ現監督のもとでも、状況は改善されていない」とリポート。
スウェーデン1部BKヘッケンのフットボールディレクター(FD)を務めるマーティン・エリクソン氏は、グスタフソン再獲得の可能性について以下のように語ったという。
「現時点では、彼が浦和所属選手であるということ以外にはコメントしたくないが、我々はつねに彼と連絡をとっている。お互いの立場を理解しているし、現時点で私が話せるのはそれだけだ」
また『FotbollDirekt』によると、浦和がグスタフソン獲得で支払った移籍金は800万スウェーデンクローナ(約1億1000万円)、年俸は700万クローナ(約1億円)であるとのこと。契約期間は2025年12月まで残っているという。
グスタフソンは今季ここまでリーグ戦22試合の出場で2ゴール2アシストをマーク。ただ、8月下旬にヘグモ監督が解任されると、8月31日の町田ゼルビア戦で出番なし。スコルジャ監督のもとではリーグ戦2試合つづけてスタメン出場も、10月5日のセレッソ大阪戦ではメンバー外。一部報道によると、スコルジャ監督は膝の負傷を欠場の理由に挙げたという。
なおグスタフソン本人はヘグモ監督の解任数日前、ヘッケンの公式インタビューで「僕とヘグモ監督は、今も密接に協力し合う関係を続けているし、そうした関係は以前よりも強くなっている。お互いにメリットがあるよ。ヘグモ監督の存在は、日本での挑戦において安心感を与えてくれる」とコメント。ヘグモ前監督の存在があってこそのJリーグ挑戦であることを強調していた。