町田ゼルビア所属GK谷晃生は、10月5日に行われた明治安田J1リーグ第33節・川崎フロンターレ戦で自らのキックミスから相次ぎ失点。FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選へ臨む日本代表に招集された直後の試合であるだけに、代表OBからも批判を浴びている。
谷は1-1で迎えた38分、ゴールキックでパスをカットされると、MF脇坂泰斗のダイレクトパスを受けたMF山田新のループシュートから失点。48分にPKから追加点を許すと、71分には再びゴールキックでパスミス。DF三浦颯太のクロスからFWマルシーニョにゴールネットを揺らされた。
谷の相次ぐミスに、ネット上では手厳しい声が挙がっているが、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組「やべっちスタジアム」の特別企画で、町田対川崎を現地観戦していた日本代表OB槙野智章氏も衝撃を受けた模様。38分の失点シーンで「えっ!?えっ!?入った!?」と戸惑いを隠せなかった。
また試合後には、「ゲームを壊している選手が日本代表。失点に絡んだ後の、チームに対する姿勢を見せたり鼓舞をしない。下を向くところがダメ。ミスした時の正しい姿勢として「自分でボールを持って『行こうよ!』とやらないと」と失点直後の態度を批判。「あえて厳しいことを言うけどね。日本代表ならば」と語気を強めた。
なお「やべっちスタジアム」に出演した町田・川崎OBの鄭大世氏は、「町田は勝ち続けていた時にできたことが、今できていない。川崎は良かった時にできたことが、今できている」と分析。谷のミス連発には言及しなかった。