ヤゴ・ピカチュウ 写真:Getty Images

 かつて清水エスパルスに在籍していたブラジル人MFヤゴ・ピカチュウは、現在ブラジル1部フォルタレーザECでプレーも、2024シーズン終了後に移籍の可能性があるという。

 現在32歳の同選手は、2022年7月にフォルタレーザから清水へ完全移籍。当時、元日本代表MF乾貴士とともにJ1残留に向けて必要不可欠な戦力として期待されていたが、リーグ戦12試合の出場でノーゴール。チームがJ2へ降格すると、同年12月に1年間の期限付き移籍によりフォルタレーザへ復帰していた。

 フォルタレーザ復帰1年目で、リーグ戦37試合の出場で7ゴール1アシストと結果を残したこともあり、2024年1月に完全移籍へ移行したピカチュウ。今季もここまでリーグ戦25試合の出場で2ゴール4アシストをマークすると、先日にはフォルタレーザと2025年12月までの契約延長で合意に達している。

 しかしブラジルメディア『Bola Vip』が6日に伝えたところによると、ブラジル2部で昇格圏の2位につけるサントスがピカチュウの獲得に興味。ただ選手サイドは現時点でフォルタレーザ退団を検討していないとのこと。「彼の市場価値は120万ユーロ(約1億9500万円)と高額だ」と綴る一方で、Jリーグクラブからの関心や同リーグ再挑戦の可能性には触れていない。

 なおサントスはピカチュウの獲得失敗を想定して、元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザ(ガビゴル)もリストアップしているとのこと。同選手は2024シーズン限りでCRフラメンゴを契約満了により退団する可能性が高いとみられるが、ブラジル紙『O DIA』は日本やサウジアラビア国内クラブからの関心を報じていた。