小川航基 写真:Getty Images

 NECナイメヘン所属の日本代表FW小川航基は、10月5日に行われたオランダ1部リーグ第8節のNACブレダ戦でスタメン出場もノーゴール。現地で厳しい評価を受けているが、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を前にコンディションが万全でない可能性もあるという。

 ナイメヘンの絶対的ストライカーである小川は、今季もリーグ戦6試合の出場で2ゴールと、前節まで好調をキープ。しかしナイメヘンのロジェール・マイェル監督はNACブレダ戦前の会見で「小川は3日の全体トレーニング後に問題を抱えた」と、コンディション不良であることを明かしたものの、同選手をスタメンに抜てきしている。

 そのNACブレダ戦では、前半からボールロストが目立つなど低調なパフォーマンスに終始。相手が69分に退場者を出したにもかかわらず、ナイメヘンは0-1で敗れた。

 ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は、NACブレダ戦出場選手を採点したが、全員が10点満点中「5」以下と総じて厳しい評価に。小川にはチームワーストタイの「3.5」を与えると、以下のように酷評している。

 「ロングボールでやり過ごすしかなく、すべてのデュエルで敗れた。相手の前に出たとしても、ボールをコントロールすることも、パスを出すこともできなかった。小川へのパスは、ボールロストを意味していた」

 現地メディアから戦犯扱いを受けた小川。NACブレダ戦で62分間プレーしたとはいえ、10月はじめに自身のコンディションで問題を抱えていただけに、サウジアラビア戦やオーストラリア戦でのプレー時間が限定される可能性も考えられる。