ホラー映画やテレビ番組も魅力的だが、没入感という点ではビデオゲームにかなわないのではないだろうか。ホラーゲームファンなら、それぞれ「最も怖いゲーム」について一家言を持っているだろう。しかし、科学的な見地から「最も怖いホラーゲーム」をランキングすると、どのような結果になるのだろうか。
イギリスのモバイル・テレビ・インターネットプロバイダーであるBroadband Choices社は、1992年から2022年にかけてリリースされたホラーゲームの中から、批評家やファンの評価に基づいてトップクラスのホラーゲームリストを作成した。そして、200人のボランティアを対象に、心拍数モニターを装着した状態でこれらのゲームをプレイしてもらい、安静時の心拍数と比較して、最も心拍数が上昇したゲームを「最も怖いゲーム」としてランキングした。また、ジャンプスケア(突然の驚かせ要素)発生時の心拍数の急上昇度合いも考慮に入れている。
なお、この調査は2022年の夏に実施されたため、2022年以降にリリースされたゲームは含まれていない。また、調査対象は、PC、PlayStation、Xboxのいずれかのゲーム機で新品または中古で購入できるゲームに限定されている。
第1位は「MADiSON」
調査の結果、最もプレイヤーの心拍数を上昇させたのは、一人称視点のサイコロジカルホラーゲーム「MADiSON」だった。2022年にBloodious Games社からリリースされたこのゲームは、連続殺人犯の霊に取り憑かれたカメラを手にした10代の少年ルカを主人公とする。プレイヤーはルカとなり、恐ろしい体験をすることになる。
「MADiSON」をプレイしている間の平均心拍数は97BPMで、これは軽いジョギングをしている時と同じくらいの心拍数だ。興味のある方はぜひ自身の心臓で恐怖を体験してみてほしい。
トップ10には人気シリーズ作品もランクイン
第2位は「エイリアン アイソレーション」で、平均心拍数は96BPMだった。2014年にリリースされたこのSFホラーゲームは、映画「エイリアン」(1979年)の15年後を舞台に、行方不明の母親を探すアマンダ・リプリーを主人公とする。
第3位は「Visage」で、平均心拍数は94BPMだった。SadSquare Studio社が開発したこのサイコロジカルホラーゲームは、「MADiSON」と同様に、超常現象をテーマにしている。プレイヤーは主人公のドウェイン・アンダーソンを操作し、かつて彼の家に住んでいた魂について探っていく。
以下トップ10のゲームタイトルだ。
1位:MADiSON
2位:エイリアン アイソレーション
3位:Visage
4位:Five Nights at Freddy’s 4
5位:Outlast 2
6位:バイオハザード7 レジデントイービル
7位:Bloodborne
8位:Amnesia: The Dark Descent
9位:The Forest
10位:Dead Space
トップ25の全ランキングは、Broadband Choices社のウェブサイトで確認できる。
今回のランキングでは、一人称視点のホラーゲームが上位を占める結果となった。没入感の高い一人称視点のゲームはプレイヤーを恐怖の世界に引き込みやすく、心拍数を上昇させる効果も高いのかもしれない。
中には日本版がリリースされていない作品もあるが、今回のランキングを参考に、興味のあるゲームがあれば、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。ただし、心臓が弱い人は要注意だ。
提供元・TOCANA
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