モルテン・カルベネス氏 写真:Getty Images

 浦和レッズでペア・マティアス・ヘグモ監督のもと、コーチを務めていたモルテン・カルベネス氏が、母国ノルウェー国内クラブの監督に就任。Jリーグでの指導者キャリアに一旦ピリオドを打った。

 同氏は2019年から23年までの5シーズンにわたり、ノルウェー1部FKボデ/グリムトのアシスタントコーチとして、FWキャスパー・ユンカー(現名古屋グランパス)やDFマリウス・ホイブラーテン(現浦和)らを指導。リーグ優勝を成し遂げるなど、実績を積み重ねていたが、浦和では結果を残せず、ヘグモ監督とともに1年足らずでチームを去っている。

 浦和退団後、およそ1か月間フリーとなっていたカルベネス氏だが、10月はじめにノルウェー2部ソンダルの監督に就任。同クラブは2017シーズンを最後に1部リーグから遠ざかっており、2023シーズンは首位から勝ち点21差の7位。今季もリーグ戦26試合を終えて8勝6分12敗と11位に低迷。残り4試合で1部昇格の可能性がない中、来季を見据えての監督交代とみられる。

 カルベネス氏が母国へ復帰した一方、スウェーデン紙『エクスプレッセン』は9月23日、スウェーデン1部BKヘッケンの監督人事について「ヘッケンはポール・アルネ・ヨハンセン監督を解任したが、後任にヘグモ氏をリストアップする可能性がある」とリポート。しかし、ヘグモ氏の古巣復帰は実現しなかった。