サイバー攻撃の可能性は?
情報漏洩事故といえば、KADOKAWAのシステム障害の事案が記憶に新しい。6月、動画共有サービス「ニコニコ動画」や会社のオフィシャルサイト全体など広い範囲で障害が発生し、同社はサイバー攻撃を受けた可能性が高いと発表。犯行声明を出していたハッカー集団は盗んだデータを公開し、従業員の個人情報や取引先情報などを漏洩させた。
今回、タリーズは情報漏洩の原因について、システムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスによりペイメントアプリの改ざんが行われたためだとしているが、KADOKAWAと同様にサイバー攻撃を受けて身代金を要求されていた可能性はあるのか。
「その可能性はないと考えられます。システム内部にランサムウェアを侵入させてもクレカのセキュリティコードは存在しないため盗むことはできないので、今回のケースは、クレカの情報を詐取して不正にユーザのお金を盗むことが目的だと考えられます」