ネイマール(写真左)とリオネル・メッシ(写真右) 写真:Getty Images

 スペイン1部のバルセロナが、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルに所属するブラジル代表FWネイマールを再び迎え入れるための入札を計画しているようだ。

 ネイマールはバルセロナ在籍時(2013-2017)、FWリオネル・メッシやFWルイス・スアレス(共にインテル・マイアミ)と21世紀最強の攻撃トリオを形成した。バルセロナでは8つのトロフィーを獲得したが、当時バロンドールを目指すために新しい環境(パリ・サンジェルマン2017-2023)を選んだ。

 当時およそ300億円前後の移籍金でPSGに移籍したネイマールは、すぐにチームを2019/2020シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝に導いた。しかし、バイエルン・ミュンヘンに0-1で敗北した後、PSGが同じ高みに再び到達することはなく、ネイマールは2023年アル・ヒラルに移籍した。

 しかし、ネイマールは、2023年10月に行われた2026FIFAワールドカップ南米予選の第2節ウルグアイ代表戦中に前十字靭帯を負傷し、それ以降試合に出場していない。怪我の状況を考慮すると、過去の移籍時よりも交渉が容易になる可能性があると伝えられているが、いくつかの問題があるという。

 まず、ブラジル1部のフラメンゴが、ネイマールを母国リーグのトップに戻したいという意向を示していること。そして、バルセロナの財政問題も関係しているようだ。

 ネイマールのアル・ヒラルとの契約は2025年6月に終了するため、バルセロナは彼をフリートランスファーで獲得する為の交渉が可能だ。しかし、アル・ヒラルとの2年契約でおよそ3億ユーロ(約476億円)を稼いでいるネイマールにとって、給与が大きな課題となるだろうと予測されている。