FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表「森保ジャパン」。2024年6月以降、3バックシステムを軸とした戦いで白星を積み重ねているが、DF町田浩樹(ユニオンSG)がその理由を語った。
2022年のカタールW杯でも、強豪ドイツやスペイン相手に3バックシステムを採用し、チームを勝利に導いていた森保一監督。2024年6月の北中米W杯アジア2次予選から3バックシステムを本格導入すると、ここまで全4試合アでクリーンシートを達成したほか、5得点以上で勝利を収めている。
10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦でも好結果が期待される中、町田は鹿島アントラーズ時代のチームメイトである日本代表OBの内田篤人氏と対談。対談の様子は、インターネット動画配信サービス『DAZN』で10月3日配信開始の「内田篤人のフットボールタイム」で公開されているが、4バックシステムと3バックシステムで考えることの違いを訊かれると以下のように答えている。
「あまり変わらない。前からはめに行く時、開き気味で4バックになったりとか、横ズレで4バック、3バック気味になることは全然あるので、(システムの違いを)あまり気にせずにプレーしている」
「守田くん(守田英正)がスポルティングCPで3バックシステムでプレーしている。例えば自分たちがボールを奪って、GKにボールを戻した場合におけるセンターバックのポジション取りなど、スポルティングでやっていることを代表チームに還元してくれる。こうした細かいことが勉強になる」
そんな町田は鹿島時代に4バックの中央でプレーしていたが、ユニオンSGでは3バックの一角でレギュラーに定着。センターバックとして求められることの違いについて、「僕個人的には3バックシステムの方がプレーしやすい。自分の特徴にフィットしているし、3バックの方がやることが明確。引いたら5バックになるので、守備範囲も4バックの時よりも狭い。攻撃も立ち位置である程度アングルができるので、プレーしやすい」と、再び3バックシステムでプレーする上での利点を強調している。