オランダ1部NECナイメヘン所属FW小川航基には、10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表招集を辞退する可能性が浮上。FW浅野拓磨(マジョルカ)が怪我により選外となっただけに、FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)らに追加招集の可能性があると考えられる。
今季もここまでリーグ戦6試合の出場で2ゴールと、好調ぶりをアピールしている小川。2季続けての2桁ゴールが期待されるなか、10月も森保ジャパンの招集メンバーに名を連ねている。
そんななか、ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は4日、6日のオランダ1部リーグ第8節NACブレダ戦にむけてのチーム事情を特集。これによると、ナイメヘンのロジェール・マイェル監督は会見で「小川は3日の全体トレーニング後に問題を抱えた」とコメント。記事では「指揮官は塩貝健人をスタメン起用する可能性もあるが、まだ分からない」と、小川欠場の可能性に触れられている。
また前節のフェイエノールト戦をコンディション不良により欠場したMF佐野航大は、3日まで別メニュー調整が続いていたものの、4日から全体トレーニングに合流。『Forza NEC』は「彼のコンディションに問題が無ければ、ブレダ戦でプレーするだろう」と伝えている。
小川の状態が不透明であるだけに、日本代表への影響も考えられる。11日にサウジアラビア戦までにコンディション回復が見込めない場合には、今季ブンデスリーガ5試合で4ゴールと好調の町野が代替選手の最有力候補として期待される。
一方、FW古橋亨梧は今季もセルティックの絶対的ストライカーとして活躍しているが、2日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェイズ第2節ボルシア・ドルトムント戦では不発。森保一監督は「CL優勝を目指すクラブに対して、どれだけ良いパフォーマンスを発揮できるか注目している」などと、CLでのパフォーマンスを選考基準のひとつに含めていることを明かしていたが、ドルトムント戦でボールタッチ12回に終わるなど、アピールに失敗した格好だ。