アトレティコ・マドリード(スペイン1部)が、チェルシー(イングランド1部)に所属するイングランド代表DFベン・チルウェル(27)の獲得に興味を持っているようだ。
レスター下部組織出身で2015年にトップチーム昇格を果たしたチルウェルは2020年夏にチェルシーへ移籍。クラブのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝などに貢献したが昨季は負傷離脱の影響もあり、プレミアリーグ13試合の出場にとどまった。
今シーズンから指揮を執るエンツォ・マレスカ監督から今夏に移籍を推奨されていたチルウェルだが、新天地が見つからずにチェルシーへ残留。今季はカラバオカップでの45分間の出場のみとなっている同選手は冬の移籍市場で退団する可能性が濃厚とみられている。
スペイン『Fichajes』によれば、守備の強化を画策しているアトレティコはマレスカ監督の構想から外れているチルウェルを冬に獲得できるチャンスがあると考えている模様。アトレティコは今夏にチェルシーからイングランド代表MFコナー・ギャラガーを獲得し、ポルトガル代表Fwジョアン・フェリックスを売却したことから良好な関係が強化されたという。
その一方で、スペイン代表DFマルク・ククレジャの控えとなっているチルウェルが来年1月に移籍するかは選手の決断に委ねられているとのこと。同選手には日本代表DF鎌田大地が在籍するクリスタル・パレス(イングランド1部)やイプスウィッチ・タウン(同1部)も関心を示しているというが、どのような結末が待っているのだろうか。