2024/25シーズンのプレミアリーグで、クリスタル・パレスは苦しいスタートを切っている。9月28日に行われた試合ではエバートンに1-2で敗北し、これで第6節まで勝利なし。18位と降格圏に沈んでおり、サポーターの不満が高まっている。また、チームに新加入した日本代表MF鎌田大地が厳しい批判に晒されている。
鎌田は、ドイツに移籍したMFミカエル・オリーズ(バイエルン・ミュンヘン)の代役として大きな期待を背負い、イタリアのラツィオからパレスに移籍した。しかし、これまでのパフォーマンスは期待外れに終わっており、特に守備面での不安がたびたび指摘されている。
パレスのオリバー・グラスナー監督は、鎌田を中盤の深い位置で起用しているが、この役割ではボールを持った時の技術は発揮されているものの、守備において脆さが目立っている。相手にドリブルで簡単に突破される場面が多く、重要な局面でボールを失うことも少なくない。ファンの期待に応えられていないことは明白で、チームの低迷に拍車をかけている。
イタリアのラツィオに関連するメディア『Lazio News 24』は、鎌田がパレスに移籍して以降、彼のパフォーマンスを「ひどい」と酷評。さらに「ラツィオが鎌田との契約更新を行わなかったことは正しかった」と評価し、現時点での彼のプレーは「輝かしさが全く見られない」と伝えている。
ラツィオのスポーツディレクター、アンジェロ・ファビアーニ氏も鎌田と新契約を結ばない判断を下したが、この決断は結果的に正解だったと見なされている。
鎌田の今後の巻き返しが期待される中、パレスは彼をどのように活かしていくかが鍵となるだろう。シーズンはまだ序盤だが、早急に結果を出さなければさらなる批判が鎌田に集まることは避けられない現状のようだ。