可能性があるとすれば、トレーニングでの遅刻や無断欠席、練習態度の悪さといったところだ。そうした行為を繰り返し、反省もなければ、規律と一体感を重要視する秋葉忠宏監督の逆鱗に触れるのは当然の帰結だろう。
弱冠20歳にして“ワケあり選手”となってしまった森重だが、そのポテンシャルは一流になれるものを持っている。すぐに拾ってくれるJクラブが現れるとは思えないが、これを機に思い切って欧州へ飛ぶという選択肢もある。それがダメでも韓国Kリーグや中国スーパーリーグ、東南アジアやオセアニアなど、世界中にチャンスは転がっている。
清水の選手や首脳陣、フロントだけでなく、ファンの期待をも裏切った今回の事件を苦い教訓として反省し、新たな姿で捲土重来を期待したいところだ。