在籍時の実績もさることながら、今季新天地であるヴィッセル神戸での活躍ぶりもまた、宮代に救いを求めたくなる要素の1つ。加入初年度であり、実力者の集う神戸であってもなお主力として活躍。負傷による一時離脱もあったなかで、ここまで9ゴールとFW武藤嘉紀、FW大迫勇也に次ぐ得点数で連覇を狙うチームの攻撃を支えている。

鳥栖の前線では、今季の新戦力の1人でここまでチームトップの12ゴールを挙げているFWマルセロ・ヒアンが前節、負傷からの復帰を果たした。とはいえ、残留争いを戦う上で失点数の多いチームにとって、勝ち点を積み上げるために必要な得点源が1つだけというのは心許ない。だからこそ、かつてチームトップのゴールをマークし、今では日本代表経験者と肩を並べて活躍する宮代を求めるファンやサポーターが多くいることは想像に難くない。