板倉滉 写真:Getty Images

 ボルシアMG所属DF板倉滉に負傷離脱の可能性が浮上。DF冨安健洋(アーセナル)やDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)らと同じく、10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表に招集されないケースも考えられるという。

 2024年8月にPSVアイントホーフェン移籍の可能性が報じられた板倉だが、今季もボルシアMG守備陣の中心選手として活躍。ここまでブンデスリーガ全5試合でフル出場しているが、9月28日開催の第5節ウニオン・ベルリン戦では左肩を気にする仕草を見せていた。

 ボルシアMGの専門サイト『グラードバッハライブ』は9月30日、板倉について「彼はウニオン・ベルリン戦で相手選手と接触した後、顔を歪めながら左肩を押さえてピッチに横たわった。その後も歯を食いしばりながらプレーを続けたが、時間が経つにつれて左肩を触るシーンが多くなった。深刻な怪我であるかもしれない」とリポート。

 ジェラルド・セオアネ監督は試合後の会見で「(次節以降で)板倉が欠場することは考えられない」と、長期離脱にならない見通しを示したが、10月4日の第6節アウクスブルク戦を前に負傷箇所の検査を受けるという。

 日本代表の守備陣では、冨安が2024年夏のプレシーズン期間中に膝を負傷。9月末にアーセナルでトレーニングに復帰している。ただ森保一監督は2024年3月の2次予選・北朝鮮戦にむけたメンバー発表会見の際、負傷明けの冨安について「まだプレーしていない、試合に出場していないことが招集外の大きな理由」などと、怪我再発の可能性を考慮。コンディション最優先の姿勢を見せていただけに、今回の代表戦でも同選手の選外はほぼ確実とみられる。

 また伊藤は2024年7月末のプレシーズンマッチで中足骨を骨折。冨安と同じく、9月末にトレーニングへ復帰したが、ドイツ紙『TZ』は「10月の代表ウィーク明けにも復帰する可能性がある」と報道。9月の中国戦でA代表デビューを飾ったパリ五輪U23日本代表DF高井幸大(川崎フロンターレ)の再招集が有力視されているほか、DF渡辺剛(KAAヘント)の招集を推す声も多い。