NECナイメヘン所属FW小川航基は、10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表に招集されることが濃厚。9月29日のオランダ1部リーグ戦では、フェイエノールト所属FW上田綺世との日本人対決が実現しているが、現地メディアが小川について「不運だ」と報じている。
同選手は昨季につづき、今季もナイメヘンの絶対的ストライカーとして活躍。ここまでリーグ戦5試合のスタメン出場で2ゴールと好調をキープするとともに、MF佐野航大とともにチームに欠かせない存在に。フェイエノールト戦でもフル出場したが、ノーゴールという結果に終わっている。
ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は9月30日、フェイエノールト戦を回顧。小川について「フィニッシュの場面で不運に見舞われた。シュートが2度もポストに阻まれた」とノーゴールという結果に同情している。
それでもオランダ紙『デ・テレグラーフ』は、日本代表ストライカーのプレーを評価。「特に後半、小川は非常に危険な存在だった。終了間際のヘディングシュートは、フェイエノールトがナイメヘンから勝ち点2を得るのを阻止した。直前には、ボディターンからのシュートを放ち、ポストを叩いた」とシュートを放った場面を振り返った上で、「彼は良いプレーをするし、ナイメヘンにとって重要な選手だ」と称えている。
小川をはじめ日本人選手の活躍が目立っているナイメヘン。8月には横浜F・マリノスの二種登録選手だったU19日本代表FW塩貝健人を獲得。将来的に小川とポジション争いを演じるだけの逸材として期待されているが、依然として小川の決定力は際立っているようだ。