ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)には、Jリーグから横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレが参戦。このうち、横浜FMと川崎は10月はじめに韓国勢と対戦するが、一部の試合で開催場所を変更する可能性が浮上。Jクラブにも影響が出るという。

 アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトでは、10月22,23日に予定されている蔚山HD対ヴィッセル神戸、光州FC対ジョホールの試合会場が「未定」と記載。中立地での開催をはじめ会場変更の可能性があるとみられる。

 この背景には、以前から韓国のスタジアムにおける芝の状態があるとみられる。韓国では以前からピッチコンディションの悪さが問題に。2024年9月にソウルで開催されたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の韓国代表対パレスチナ代表では、試合後に韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)が「アウェイの方がピッチコンディションが良いのは残念」と漏らしていた。

 またACLE第1節では、横浜FMと川崎が韓国国内クラブとアウェイで激突。光州FC所属DFアン・ヨンギュが横浜FM戦の前日会見で「韓国のスタジアムは、どこも芝の状態が悪い。我々のホームスタジアムもそうだ。パスを受ける時に集中する必要があると思う」と、韓国サッカーの問題に触れている。

 さらに韓国メディア『ベストイレブン』は、「蔚山HD、川崎はいずれも前日練習を蔚山文殊サッカー競技場で実施しない。背景にスタジアムの劣悪なピッチコンディションがある」とした上で、「ピッチコンディションの悪さが、ACLEを通じて世界に伝わってしまう。韓国の恥を晒すので残念」と伝えていた。

 なお川崎の鬼木達監督は、第1節の蔚山戦終了後に「このピッチコンディションが選手たちが最高のプレーをするのに十分なレベルだったか分からない」とコメントを残していた。韓国サッカー界の問題が日本など他国のクラブにも影響を及ぼしている。