直近は9戦負けなしと勢いに乗るサンフレッチェ広島は町田ゼルビアと対戦。注目の首位攻防戦を制して勝ち点でも単独首位に立った。前半早い時間帯でゲームが動いた今節、2ゴールに絡む活躍を見せたのがDF中野就斗だ。ニアへの低いクロスで先制点をアシストすると、同じく前半のうちにグラウンダーのクロスから追加点もアシスト。勝利の立役者となった。


濃野公人 写真:Getty Images

DF:濃野公人(鹿島アントラーズ)

上位3チームに食らいついていくためにも負けられない鹿島アントラーズは、第32節で湘南ベルマーレと対戦。前半から2点のリードを奪うも、後半には逆転を許し6試合ぶりの勝利は叶わなかった。敗れてしまった鹿島だが、それでもDF濃野公人の活躍を抜きにして今節は語れないだろう。前半半ばに入った時間帯にコーナーキックの流れからボールを押し込み先制点を挙げると、直後にもエリア内でパスを受け振り向きざまのシュートで追加点もマーク。改めて今季がルーキーイヤーとは思えないほどの存在感を見せた。

  • 最終スコア:2-3
  • 前節からの順位変動:鹿島(4位→4位)、湘南(17位→16位)

畑大雅 写真:Getty Images

DF:畑大雅(湘南ベルマーレ)

降格圏との勝ち点差が0と追いつめられつつある湘南ベルマーレは鹿島アントラーズと対戦。3-2と逆転勝利で暫定ではあるが降格圏との勝ち点差を3へと広げることに成功し、得失点差で優位に立ち順位も1つ上げている。残留に向けて大きな勝利を収めた今節、逆転の立役者となったのがDF畑大雅だ。2点ビハインドで迎えた前半終了間際に丁寧なスルーパスで反撃の狼煙となるゴールをアシストすると、後半には密集の外側でボールを受け遠いサイドに流し込むような華麗なシュートで同点ゴールをマーク。1ゴール1アシストの活躍を見せた。


稲垣祥 写真:Getty Images

MF:稲垣祥(名古屋グランパス)