古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表は10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表やオーストラリア代表と対戦。メンバー発表を前に、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)のコンディション不良が報じられているが、FW古橋亨梧の代表復帰は先送りとなる可能性が。所属先のスコットランド1部セルティックで、出場機会減少という問題を抱えるシナリオも考えられるという。

 依然としてマンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられている古橋だが、今季はここまでリーグ戦6試合の出場で3ゴール2アシスト。UEFAチャンピオンズリーグ初戦ではスロヴァン・ブラチスラヴァ相手に1ゴールを挙げた一方で、3度の決定機でゴールを決められなかった。

 古橋のゴールのペースが伸びないなか、チームメイトのFWアダム・イダは22日のスコットランドリーグカップ戦で2ゴールをマーク。リーグ戦では3試合の出場で無得点と結果を残せていないが、直近1週間で3ゴールを奪うなど、ここにきて調子を上げている。

 それだけにセルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は「古橋とイダによるレギュラー論争は、今後数週間で活発になる」とリポート。両選手の今季成績を紹介した上で、「イダは調子を上げており、今後は中心的な役割を担うことが期待される。ブレンダン・ロジャーズ監督はこの先、前線中央でイダを優先的に起用するかもしれない」と、古橋がレギュラーからベンチ要員に降格する可能性を伝えている。

 一方、日本代表のストライカー陣では、FW上田綺世(フェイエノールト)がレギュラーに定着しているほか、FW小川航基(NECナイメヘン)が台頭。9月の最終予選2試合では、2選手にくわえて浅野、FW前田大然(セルティック)、FW細谷真大(柏レイソル)も招集されていた。

 招集外の選手では、サンフレッチェ広島からブラックバーンへ完全移籍のFW大橋祐紀が、すでにイングランド2部リーグ戦で4ゴールと好調ぶりをアピール。FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)も自身初となるブンデスリーガの舞台で2ゴールと結果を残している。セルティックでレギュラー剝奪の可能性もある古橋だが、大橋らの台頭により日本代表での序列低下も考えられる。