細谷真大 写真:Getty Images

 柏レイソル所属FW細谷真大は、8月3日開催のパリ五輪男子サッカー競技準々決勝スペイン戦で、オフサイド判定でゴールが取り消されたことで話題に。10月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表(A代表)に招集される可能性もある中、チームメイトのDF高井幸大(川崎フロンターレ)が、ゴール取り消しに対する細谷の反応を明かした。

 大岩剛監督率いるU23日本代表の一員として、高井とともにピッチに立っていた細谷。スペイン戦では0-1で迎えた43分に、ペナルティエリアでの反転シュートからゴールネットを揺らしたものの、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入。主審はOFR(オンフィールド・レビュー)を行わず、オフサイドの判定でゴールを取り消した。

 この判定には、MF本田圭佑(パロFC)がXで「マジでこれオフサイドになるん?もうサッカーのルールがよく分からん。。」と反応するなど、ファン・サポーターのみならず現役選手や日本代表OBからも異論が噴出。0-3で敗れただけに、試合後も審判批判が止まなかったが、細谷本人の反応は周囲とは対照的だったという。

 9月29日放送のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」では、高井と川崎OB鄭大世氏が対談。鄭大世氏が「細谷の1ミリがあったと思うんですけど、メンバーでどんな話をしたのか?」と質問すると、高井は「あそこで1点とれたら大きかったと思うんですけど…1-1だったら自分たちの展開でいけた。『どこがオフサイドなんだろう…』と思っていた」と悔しさを覗かせつつも、「(試合後に)彼と話したけど、感情移入する選手ではないので、『出ちゃったわ!』みたいな感じ。全然軽い感じだったと思う」とオフサイド判定に対する捉え方で温度差があったことも明かす。

 また高井は細谷の性格について訊かれると、「真面目ではないかな。試合前、準備する人としない人で分かれると思うけど、僕もしない人で(細谷と)ゲームをしている」と、自分自身との共通点も明かしている。