イングランド1部トッテナム・ホットスパーに2017年から2023年まで所属していたコロンビア代表DFダビンソン・サンチェス(トルコ1部ガラタサライ所属)が、リバプールのキャプテンであり世界的なDFであるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクよりも優れているという驚きの評価を受けている。
この評価をしているのは、元トルコ代表DFで現在はサッカー指導者として活動するセルヴェト・チェティン氏。サンチェスはトッテナムで6年間プレーし207試合に出場したが、安定したパフォーマンスを発揮できず、最終的に2023年夏1,500万ユーロ(約24億円)の移籍金でガラタサライへと移籍した。その際にもチェティン氏は、サンチェスの1対1の強さやスピード、広いエリアでの守備力を評価し、「ファン・ダイクよりも優れたセンターバック」と高く評価している。
チェティン氏は「ファン・ダイクは通常センターバックとして中央に留まりポジションを崩さずに守備を行うが、サイドに広がるプレーには弱点がある」と指摘。オランダ代表がトルコ代表と試合をした際にファン・ダイクがガラタサライFWバルシュ・ユルマズに苦戦した例を挙げ、サンチェスのほうが広いエリアをカバーできると強調している。
チェティン氏の評価は一部で物議を醸しているようだが、サンチェス自身はトッテナムでの困難な時期を乗り越え、新天地ガラタサライで新たな挑戦を楽しんでいる。トルコでのパフォーマンス次第では、ファン・ダイクとの比較がさらに熱を帯びるかもしれない。