上田綺世 写真:Getty Images

 現地時間9月28日、オランダ1部のエールディビジ第7節でナイメヘンとフェイエノールトが対戦し、1-1の引き分けに終わった。フェイエノールトFW上田綺世とナイメヘンFW小川航基の日本代表2人がともに先発したが無得点。また、ナイメヘンFW塩貝健人もベンチ入りしたが出場機会はおとずれなかった。

 この試合後に現地『ESPN』のインタビューに答えた上田。フェイエノールトの地元メディアは「今日は勝っていい気分でジローナ(スペイン1部)との試合に行くべきだった。結果は私たちにとって望んだものではなかった」と、上田のインタビュー内容を紹介した際に「上田はまだ英語で話すことができないため、通訳が彼の発言を翻訳する形となった」とわざわざ補足した。

 これに対し、同メディアのコメント欄には上田の語学力に対する批判が散見された。

 「毎日2時間の必須の英語レッスン。コミュニケーションがとれない人とどうやって仕事ができるのでしょうか?これは本当に信じられないことです。もう1年以上チームにいます」「ヨーロッパに少なくとも3年以上滞在したことがあるのに話せないのか?」「サッカーは90%頭でプレーするものです…ヨーロッパで数年間プレーしていて、普通の英語さえ話せなければ、決してトップには到達できません…」

 上田は同インタビューで「フェイエノールトでエースストライカーになりたい。チームメイトは僕のプレースタイルをよく理解してくれている。良いパスをもらったけれど、決めきれなかった。それが今日の結果につながったと思う」と、振り返った。

 フェイエノールトの得点源であるFWサンティアゴ・ヒメネスの負傷により、今後も出場機会が増える見込みの上田だが、うるさい外野を黙らせるにはゴールという結果だけが求められそうだ。