明治安田J1リーグ第32節のサガン鳥栖対アビスパ福岡(九州ダービー)が、9月28日に駅前不動産スタジアムで開催。試合後、かつて鳥栖に在籍していた一部の福岡所属選手に対して、鳥栖サポーターがブーイングや罵声を浴びせたことが話題に。FW金森健志の振る舞いにも注目が集まっているほか、福岡のスポンサーも言及している。
Xでは、試合終了後のホームゴール裏の様子を捉えた動画が拡散。MF松岡大起、DF田代雅也など古巣対戦を終えた福岡の選手たちが向かってくる際、ゴール裏からはブーイングが鳴り響いたほか、野次や罵声が。2019年7月から1年半にわたり鳥栖でプレーしていた金森は、ゴール裏に向かわず、メインスタンドに向かってお辞儀をして引き揚げただけに、「お前、帰ったぞ!」「おい!」「金森来いや」といった声が飛んでいる。
そして松岡らがゴール裏に向かってお辞儀した直後にもブーイングや罵声が。こうした鳥栖サポーターの行為には「スポーツマンシップないのか?」「金森の潔さに感動した」といった声が飛んでいるほか、福岡のシーズンシートスポンサーである『もりやま行政書士事務所』は以下のように反応している。
「これは試合後で鳥栖に関わらず、アビスパにも一定数いる話ですけど、試合中にこういった感じで叫び続ける人が席が近いときってハズレですよね。指定席だから移動もできないし、うるさいことを伝えてトラブルになるのも嫌だし、何より試合に集中できないし、笑う人がいると本人のエネルギーになるし」
なお九州ダービーは、通算で鳥栖の11勝12分19敗。鳥栖は2021年の天皇杯3回戦を最後に白星がなく、今季2度目の直接対決でも0-0と引き分け。7勝4分21敗と、依然としてJ1最下位に沈んでいる。