アビスパ福岡所属のブラジル人FWウェリントンは、9月28日に行われた明治安田J1リーグ第32節のサガン鳥栖戦(九州ダービー)でスタメン出場。自身にとって節目の記録に到達しただけに、改めてJリーグでのプレーに対する特別な思いを語っている。
2023年3月から再び福岡でプレーしているウェリントン。同シーズン終了後にFWルキアンがジュビロ磐田へ完全移籍したこともあり、今季はここまでリーグ戦28試合の出場で3ゴールをマーク。9月14日の第30節・町田ゼルビア戦から3試合つづけてスタメン出場するなど、ここに来て再び存在感を発揮している。
九州ダービーでノーゴールに終わったとはいえ、ブラジルメディア『tupi』によると、ウェリントンは鳥栖戦でのプレーにより、プロ通算500試合出場を達成。試合後、本人は以下のようにこれまでのキャリアを振り返ったという。
「500試合出場というのは、多くのことを証明している。自分の体を大切にし、怪我をあまりせず、何よりも自分がプレーしたチームにとって常に重要な存在であったということだ。僕のキャリアの中でも特別な日だよ」
「いくつものビッグクラブで、重要な選手としてプレーして、知名度を上げてきた。日本、Jリーグ(でのプレー)に疑いは何もない。日本で10年以上いるし、最も長くプレーしている外国人選手のひとりだ。毎年どれだけ良い成績を残してきたかの証拠なんだよ」
2013年6月にブラジルのECペロタスから湘南ベルマーレへ移籍して以降、2度の母国復帰がありながらも、8年以上にわたり日本でプレー。福岡復帰直後の2023年3月には、ブラジルメディア『terra』のインタビューで「日本で現役を終えることに何も問題ないよ」と語るなど、日本やJリーグに対する愛着心を強調していた。