明治安田J1リーグ第32節のヴィッセル神戸対浦和レッズが、9月28日にノエビアスタジアム神戸で開催。浦和所属DFマリウス・ホイブラーテンに対する神戸所属MF佐々木大樹のキックが物議を醸しているほか、飯田淳平主審への批判も相次いでいる。
ファン・サポーターの間で問題視されているのは、1-0と神戸リードで迎えた81分のシーン。ペナルティエリアで佐々木が胸トラップをし、左足からシュートを放とうとした瞬間、ホイブラーテンがヘディングでのクリアを試みる。するとボールがホイブラーテンの頭に当たった直後、佐々木の左足がホイブラーテンの顔面に直撃した。
飯田主審は笛を吹くと、佐々木に対してイエローカードを提示。佐々木はピッチに倒れ込むホイブラーテンに対して謝罪した。ただホイブラーテンは治療を受けた後、一度は立ち上がったものの再びピッチに座り込み、そのまま途中交代となった。
ネット上では、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像を一部切り取った動画が拡散。「かなり危険なプレー」「ホイブラーテンが心配…」「眼底骨折をしている可能性がある」といった声が。佐々木に対する批判も飛んでいるほか、Xでは「ホイブラーテン」がトレンド入りしている。
DAZNの中継で解説を担当していた神戸OBの橋本英郎氏は、飯田主審の判定に言及していない。しかし、ネット上では「佐々木は退場でもおかしく無かったと思う」「飯田主審のイエローカードという判定はおかしい」という意見が湧き起こっている。
なお日本サッカー協会(JFA)の競技規則では、「退場となる反則」のひとつとして「著しく不正なプレーを行う」があり、「著しく不正なプレーを行う」を以下のように定義している。
「相手競技者の安全を脅かすタックルをする、もしくはチャレンジする、または過剰な力を用いる、もしくは粗暴な行為を行った場合、著しく不正なプレーを行ったことで罰せられなければならない。ボールに向かうことでチャレンジするときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横または後ろから突進した競技者は、著しく不正なプレーを行ったことになる」