浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第32節のヴィッセル神戸対浦和レッズが、9月28日にノエビアスタジアム神戸で開催。試合後、浦和サポーターによる問題行為がインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継に映し出されたことが話題になっている。

 浦和は16分にFW武藤嘉紀のゴールで先制を許すと、30分にはPKを献上もFW宮代大聖の失敗により追加点の献上は免れる。マチェイ・スコルジャ監督は後半にMF小泉佳穂やFW中島翔哉らを投入するなど反撃を試みたが、神戸守備陣を前に苦戦。81分には自陣ペナルティエリアでDFマリウス・ホイブラーテンがMF佐々木大樹に蹴られると、そのまま途中交代。敵地で勝ち点0という結果に終わった。

 すると試合後、浦和のユニフォームやタオルを身に付けている複数のサポーターが中指を立てた。この侮辱行為がDAZNの中継カメラが捉えられただけに、Xでは中継映像の一部を切り取った動画が拡散。「これはアウト」「すごく悲しい」「二度とスタジアムに来ないでほしい」といった批判が飛んでいるほか、当該サポーターに対して入場禁止処分を科すよう求める声も挙がっている。

 中指を立てる侮辱行為と言えば、2024年3月16日にNACK5スタジアムで行われたJ3第4節の大宮アルディージャ対奈良クラブ戦が記憶に新しい。この一戦では、ホームチームのサポーター1名がピッチに向けて中指を立てたとして、クラブが当該サポーターに無期限入場禁止処分を科したと公式発表している。

 また8月24日にレモンガススタジアム平塚で開催されたJ1第28節の湘南ベルマーレ対名古屋グランパスでは、ピッチサイドのエキサイトシートに座っていた湘南サポーター1名が中指を立てたとして、無期限入場禁止となっている。