菅原由勢 写真:Getty Images

 イングランド1部サウサンプトンでは、選手たちの給与とパフォーマンスのギャップが問題となっているようだ。特に週給45,000ポンド(約830万円)を受け取るDFジャック・スティーヴンスが、今2024/25シーズンの低パフォーマンスで批判の的となっている。

 9月14日のプレミアリーグ第4節マンチェスター・ユナイテッド戦(0-3)で退場処分を受けたスティーヴンスは、英国メディアからも「高額給与に見合わない」と厳しい評価を受けている。また、8月31日の第3節ブレントフォード戦(1-3)でもデュエルの勝率が低く、チームに大きな貢献ができていない状況だ。

 一方、同クラブに所属する日本代表DF菅原由勢の週給は40,000ポンド(約740万円)とされているが、ブレントフォード戦で得点を決めるなど、ここまで攻守にわたり安定したパフォーマンスを見せている。「低給でも結果を出す選手が必要だ」との声が上がるなか、菅原の貢献度は高いと評価されているようだ。

 また、スティーブンスの代役として9月21日のプレミアリーグ第5節イプスウィッチ・タウン戦(1-1)に出場したDFテイラー・ハーウッド=ベリスも安定したパフォーマンスを披露。サウサンプトンのラッセル・マーティン監督は選手起用に頭を悩ませている。世間も「給与に見合った貢献を求めるべきだ」と要求しており、難しい舵取りとなりそうだ。

 サウサンプトンのサポーターは、プレミアリーグが第5節までしか経過していないとはいえ、チームが降格を避けられるかどうかを心配し始めており、今後の選手選考にも注目が集まっている。