RCDマジョルカ所属FW浅野拓磨は、9月27日に行われるラ・リーガ第8節バリャドリード戦でメンバー外に。怪我により2試合つづけての欠場が確定しただけに、10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に招集されない可能性も。FW古橋亨梧(セルティック)の代表復帰や、FW大橋祐紀(ブラックバーン)の初招集も考えられる。
2023/24シーズン終了後にVfLボーフムを退団してマジョルカへ移籍した浅野。今季ここまでリーグ戦でスタメン出場するなど、新天地で早くもレギュラーに定着していたほか、9月17日のレアル・ソシエダ戦ではMF久保建英との日本人対決で話題に。今後のさらなる活躍が期待されていた。
しかし、スペイン紙『マルカ』が20日に浅野のコンディション不良を伝えると、23日のレアル・ベティス戦を欠場。個別メニューでの調整が続くなか、マジョルカのハゴバ・アラサテ監督はバリャドリード戦の前日会見で「浅野は筋肉に違和感を抱えている」と、同選手の現状を明かしている。
一方、日本サッカー協会(JFA)は10月3日にサウジアラビア戦、オーストラリア戦に向けての代表メンバー発表を実施予定。会見数日前での公式戦欠場や、森保一監督が「選手ファースト」などと、過去にDF冨安健洋(アーセナル)をはじめコンディションが万全でない選手の招集に消極的な姿勢を見せていただけに、今回の代表戦における浅野の選外はほぼ確実とみられる。
日本代表のストライカー陣では、9月の最終予選2試合で浅野、FW前田大然(セルティック)、FW上田綺世(フェイエノールト)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW細谷真大(柏レイソル)が招集されていた。ただ一部のファン・サポーターから、依然としてセルティックの絶対的ストライカーである古橋の招集を求める声が止まない。