大宮アルディージャの旗 写真:Getty Images

 2024明治安田J3リーグの大宮アルディージャは9月24日、運営会社である『エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社』の社名を10月1日付けで『RB(アールビー)大宮株式会社』に変更すると発表した。これまでNTT東日本が保有していた大宮の株式をオーストリア大手飲料メーカー『レッドブル社』に100%譲渡したことによるもので、同クラブの公式サイトには「これまでのご愛顧に感謝いたしますとともに、皆様のご期待に沿うべく邁進努力いたす所存でございますので、何卒倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」と添えられている。

 今後はレッドブルグループのスポーツ部門で最も重要な役職であるRBグループ国際部のテクニカルディレクターマリオ・ゴメス氏(元ドイツ代表FW)が陣頭指揮を執るという。同氏はすでに大宮の試合を複数回視察しており、レッドブルが保有する他クラブとの交流も含めて大宮の再建に尽力するとのこと。

 ネット上では「そのうちクラブ名もコレになるんやろなぁ」「絶対RB大宮にクラブ名変更するだろ」などチーム名に企業名が入ることについて度々話題となっているが、この件に対しJリーグ経営基盤本部の青影宜典執行役員は「クラブ名につきましては、このあとクラブの検討を待って確認したい」と発言。Jリーグは現行のルールで企業名がクラブ名に入ることを認めていないが、同氏は「(クラブ)それぞれでの判断になる。今回の判断と将来の判断は別のものと思っている」と方針を説明している。

 今後、企業名が入るクラブは誕生するのか。動向に注目が集まる。