日本代表MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、FW大橋祐紀(ブラックバーン)など、日本人選手の参戦が相次いでいるイングランドサッカー。現地でJリーグに対する注目度が高まるなか、Jクラブの監督就任を望むイギリス人指導者もいるという。
イングランド2部オックスフォード・ユナイテッドFCのデス・バッキンガム監督は、過去にオーストラリア1部ウェリントン・フェニックスやニュージーランド代表、インド1部ムンバイ・シティを指揮。イングランド出身ながらも、オセアニアやアジアでの指導者経験を積んだ上で、2023年11月からオックスフォードを率いている。
そのオックスフォードは今季のイングランド2部リーグ戦で、すでにブラックバーンやコベントリー・シティと対戦。敵将として、大橋やMF坂元達裕(コベントリー)といった日本人選手のプレーをチェックしている。
そんなバッキンガム監督は9月下旬、英公共放送局『BBC』のポッドキャスト番組に出演。「ひとりの若手指導者として、これまで様々な場所に行ってきた。MLSクラブを率いることに興味があるし、Jリーグで指揮したい気持ちもある」と将来の計画の一部を明かすと、日米のサッカーについて以下のように語っている。
「MLSは今までの発展度がすさまじい。選手のプレースタイルのみならず、(スタジアムやクラブ施設などの)ハード面の充実度という観点で、非常に興味がある」
「Jリーグを選んだ理由は、これまで日本に3,4回バカンスで行ったことがあるからだ。雰囲気がニュージーランドに似ているし、日本文化は本当に素晴らしい。本当に良い人ばかりで、景色が美しく、住み心地も良い。日本のサッカーはとても発展している。Jリーグの試合を見れば分かるが、今Jリーグで活躍する選手たちのテクニックや戦術理解度はかなり高い」