日本代表DF谷口彰悟は、新天地のベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)で主力選手に。チームメイトのパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンやMF山本理仁が、同選手のクオリティーを高く評価しているほか、かつてSTVVに在籍していたDF冨安健洋(現アーセナル)やMF香川真司(現セレッソ大阪)が比較対象となっている。
川崎フロンターレのキャプテンとして、J1制覇やYBCルヴァンカップ、天皇杯優勝を成し遂げ、2022年にはFIFAワールドカップ・カタール大会で冨安やDF板倉滉(ボルシアMG)らとプレーした谷口。2024年夏にカタール1部アル・ラーヤンを退団し、自身初となる欧州挑戦を果たすと、センターバックの一角でレギュラーに定着。9月21日に行われたベルギー1部リーグ第8節ベールスホット戦では、今季初ゴールをマークしている。
ベルギー紙『HBVL』が25日に伝えたところによると、STVV所属の日本人選手は谷口を経験豊富なベテラン選手として絶賛。このうち、小久保は「谷口さんは日本人ディフェンダーのトップ3に入る。冨安さん(冨安健洋)と同じレベルだ。非常に強力なヘディング技術を兼ね備えている。ビルドアップ速くて強力だし、GKにとって嬉しい」と評している。
また山本が「谷口さんは香川さん(香川真司)と同じようなクオリティーを兼ね備えている」と称えると、谷口も「山本のポジショナルプレーは素晴らしい。僕のストレスを解消してくれて快適だ」と反応。ディフェンスラインと中盤の連係プレーに不安がないことを強調したという。
森保ジャパンのセンターバックでは、冨安と板倉がファーストチョイスだが、前者はコンディション不良により今季ここまで所属クラブで出番なし。2025年1月にアーセナルを退団する可能性も報じられている。10月の北中米W杯アジア最終予選でも招集外の可能性があるだけに、谷口にかかる期待は大きい。