2024年8月にイングランド3部バーミンガム・シティからブンデスリーガ(ドイツ1部)VfLボーフムへ完全移籍したMF三好康児。9月28日のブンデスリーガ第5節ボルシア・ドルトムントでの復帰が期待されるなか、SNSアカウントで被害に遭ったという。
現在27歳も同選手は、2024年夏の移籍ウィンドウ最終日にイングランド3部からドイツ1部へステップアップ。移籍決定翌日の8月31日、バーミンガムのユニフォームを身にまとう自身の姿をアップした上で、「バーミンガムのサポーターに、心からお礼を申し上げたい。皆さんが僕にくれた情熱や雰囲気は本当に素晴らしかった。バーミンガムの一員としてプレーできて、本当に光栄だったし、決して忘れない。すべてに感謝している」と綴っていたが、アラビア語による批判や誹謗中傷メッセージが殺到。その数は1万近くにも及ぶという。
原因は、9月11日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選クウェート対イラクでの出来事だ。この一戦は日本人の審判団が担当。木村博之氏が主審を務めたが、前半7分にイラク代表DFレビン・スラカに対してレッドカードを提示。この判定に不満を抱いたイラク代表サポーターが、三好を木村氏と勘違いして同選手のインスタグラム投稿を荒らしたという。
ただ一方で、「日本人選手のSNSアカウントであり、あの審判のものではない」などと、書き込みを止めるよう呼びかけるアラビア語の投稿も。それでもイラク代表サポーターによる荒らし行為は止まらなかったようだ。
なお日本人選手では、2022年1月にMF伊東純也(現スタッド・ランス)がインスタグラムを更新した後、中東方面から攻撃の標的に。カタールW杯アジア最終予選・中国戦の勝利を祝った投稿に対して、2月1日のサウジアラビア戦キックオフ前に「神がお前の足を怪我させるだろうな」などと、サウジアラビア代表サポーターからの誹謗中傷メッセージが相次いでいた。