メキシコにて、砂丘で自撮りをしていた観光客が、地平線上に浮かぶUFO(※1)をうっかり撮影してしまって話題になっている。この奇妙な写真は、先月コアウィラ州にある絵のように美しいビルバオ砂丘を訪れたラミロ・ナヴァロ氏が撮影したもの問われていわれている。旅行から戻った後で彼が友人に写真を送ったところ、友人から彼の背後の空に「暗い円盤状の物体」が浮かんでいることを知らされたのである。ナバロ氏はその後、この写真をツイッターに投稿し「UFOに乗っていると思われる宇宙人は私を見つけたが、連れて行かれなかったようだ」とジョークを飛ばしていた。
さて、偶然にも円盤を撮影してしまった彼の自撮り写真は、当然のことながらネット上で大きな関心を集めた。写真を見た人たちからは本物のUFOだという声が上がっている一方で、鳥やドローンが写ったにすぎないという懐疑的な意見も出てきている。
ナヴァロ氏は自身の写真についてメキシコのメディアのインタビューに対し「砂丘を訪れた際に複数の写真を撮ったが、謎の物体が写っていたのはこの特定の画像だけだった」と答えている。
メキシコはもともとUFOが多く出没する地域としてしられている。特に活火山「ポポカテペトル山」は、UFOが頻繁に目撃されるスポットの一つとして有名だ。その内部にUFO基地があると噂されており、未確認飛行物体が火口から内部に侵入する映像が何度も撮影されている。
また、なぜかUFOは砂漠地帯に出没する傾向があり、名なエリア51もネバダ砂漠の中に位置する。広大な砂漠では人間の目が届きにくいからUFOの地下基地などがあるのかもしれない。あるいは、周囲に高い建物が一切ないため、視界を遮るものがないから、UFOが見つかりやすいのかもしれない。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「Coast to Coast AM」
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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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