バスを乗り継いで&歩いて、ようやく到着。

久しぶりの感動空間。(チャペル内は撮影禁止)

神々しく静謐な光に包まれた小さなチャペル。正面のステンドグラスが、白い大理石に黄青緑の模様を鮮やかに浮かび上がらせるのも感動だし、横のステンドガラス越しに見る外の景色も雰囲気あるし、お魚モティーフのクロスも素敵だし、タイル壁画も胸を打つ。すかし模様を入れたドアもかわいらしい。

タイルはご近所のヴァロリス(ピカソが陶芸に打ち込んだところ)で、ガラスはモンペリエ近郊で焼かれたそう。

パンフレットより。冬の朝は、この位置まで左からモザイクの光が来る。

シャペルに光を湛えるステンドグラスの3色、青(というか紺碧)は空と海、緑は大地、黄色は光、つまり神。神は見えないものだから、緑と青は透明だけど黄色は不透明。

ミサの時に使うシャペル建物入口の横のステンドグラスは、魚(キリスト教徒)が網に絡まれて(罪に落ちて)いるけれど、星(神)が赦してくれる、という寓意。

階段を降り、シャペルに入る前の格子のステンドグラスは、不透明黄色で、神が守ってくれる、という意味が込められている。

そして、奇跡のような空間に入る・・・。

聖水の器。全てがマティスデザイン。コヴィッド後、これは使われなくなったそう。

礼拝堂への入り口装飾(三箇所ある)。黄色は神様の色なので不透明。

1時間近く礼拝堂の中で過ごして美しさと神々しさに感動したのち、併設美術館へ。