くるみ(ほんとは”はしばみ、ヘーゼルナッツ)の上演、久しぶり。10年くらいやってなかったと思う。久しぶりに見ると、子供たちがすごくかわいかったり(ドロテは、男の子が足りなくて男の子役で出演した、って、言ってた(笑))、子供大人問わず小さな演技が楽しかったり、バレエ的には物足りないけれど、クリスマスのおとぎ話としては悪くない。

雪の精の動きってこんなだったけ、とか、ちょっと忘れている部分も。中国人の踊りは、名前変わって(ご時世)アクロバット踊り、に。かつらかぶってないのは前回?昔は辮髪だった。

オケは、金管以外はちゃんと聴ける。チャイコフスキーのバレエ音楽ってやっぱりすごいなぁ、としみじみ。チャイコフスキーに限らず、バレエの音楽はどうしたって、ロシアが見事。グラズノフもプロコフィエフもストラヴィンスキーも。バレエが発達した国というのもあるのでしょうね。

じゃあバレエが生まれたフランスは?強いていえば、アダンかドリーブ?あ、ビゼーとラヴェルもいるけど、ロシア勢に敵わない。

編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年12月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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