デザインは三菱オリジナル
三菱自動車は現在、新型のコンパクト・クロスオーバーSUVを開発中だが、その市販型デザインを予想プレビューした。まだ名も無いこの新型SUVは、東南アジア諸国連合を構成するアセアン地域に投入される予定で、8月のインドネシア国際自動車ショーで初公開される。
先日はティザーイメージが公開され、そのヘッドライトデザインから2022年10月に公開された「XFCコンセプト」に酷似していることや、同じアセアン地域を視野に入れていたことなどから、XFC市販型モデルとなる可能性が高いと思われる。
XFCコンセプトは、「Best suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすのに相応しいパートナー)」をコンセプトに開発されている次世代SUVだ。ルノー「キャプチャー」のOEMである「ASX」とは異なり、すべて三菱のデザインとなっている。
予想CGでは、シャープなL字型ヘッドライトの下にルーバーのようなデイタイムランニングライトを配置するなどコンセプトの影響を強く受けているが、サイドミラーはデジタルから従来のものに、大型のサイドスカートも削除されている。さらに後部ドアノブは従来の位置に移動され、実用性が高められている。
新型SUVの詳細は明かされていないが、ヤマハが新たに開発したサウンドシステムを採用。コンセプトではウェット走行モードと、ノーマル、グラベル、マッドという3つの追加の選択可能なモードが搭載し、セグメントをリードする室内空間と、サイドバイサイド画面セットアップを備えていたが、市販型でこれらが反映されるか注目される。
このコンパクトクロスオーバーは、8月にデビュー予定だが、同ブランドが近々予定している新型モデルのうちの1台に過ぎない。XRTコンセプトによってプレビューされた次世代トライトン(L200)が近日デビューする予定のほか、デリカミニ、ハイブリッドエクスパンダー、ルノークリオベースのコルト スーパーミニ、3列シートSUVと2列シートハイブリッドSUV、ラダーフレームSUVなど、新型モデルラッシュが見られそうだ。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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