本屋のマネーコーナーに行くと、「クレジットカードは複数持つべき」と強調する書籍が必ずいくつか並べられている。
確かに複数持ちにメリットがないわけではないが、だからといって無制限に何枚持ってもいいわけではない。果たして何枚以上だとNGなのか。
日本人の平均「携帯」枚数は2枚
クレジットカード大手のJCBが2023年3月に発表した「クレジットカードに関する総合調査」の2022年版によれば、クレジットカードの平均「保有」枚数は3.0枚、平均「携帯」枚数は2.0枚という結果となっている。
要は、クレジットカードを3枚ほど作ったものの、結局持ち歩くのは2枚程度ということになる。
ではなぜ多くの人が「2枚」に落ち着くのだろうか。その理由を探っていこう。
デメリット1:財布の中で邪魔になる
財布に入れて持ち歩くクレカが増えるほど、限られた財布の中のスペースを多く使うことになる。
近年は「ミニマリスト」というワードが流行するほど、ものを減らす生活スタイルに注目が集まっているのに、クレカを多く持つことはこうした考え方に逆行する。