たとえば、セブンイレブンで買い物するときのポイント還元率は、楽天カードは1%だが、三井住友カード(NL)でタッチ決済すると最大5%となる。還元率に応じてカードを使い分ければ、効率的にポイントを貯められるだろう。
「紛失して再発行を依頼している」「限度額に達している」などの理由で1枚目が使えなくても、2枚目でクレカ決済ができるので、もしものときの保険にもなる。
また、1枚目と2枚目で特典や保険の内容が異なるカードを選べば、付帯サービスが充実するのもメリットだ。
2枚目のクレジットカードを作ったときの注意点
クレジットカードを2枚作ると決済手段が分散されるので、1枚だけより支出管理がしにくくなる。いくら使ったかわからなくなると、使い過ぎの原因となるので要注意だ。2枚のクレカと家計簿アプリを紐づけて、利用代金を定期的に確認するとよいだろう。
1枚目と2枚目をどう使い分けるかを決めておくのもおすすめだ。「1枚目をメインに使い、2枚目は特定の商品・サービスだけに使う」のようなルールを決めておけば、どちらのクレカを使うか迷わずに済む。
また、2枚以上のクレカを持つと紛失や盗難に気づきにくくなる。不正利用されることがないように、しっかりと管理しよう。
クレジットカードを2枚作って効率的にポイントを貯めよう!
貯まるポイントや還元率が異なるクレカを2枚持つことで、1枚だけよりポイントを貯めやすくなる。店舗やサービスに応じて1枚目と2枚目のクレカをうまく使い分け、効率的にポイントを貯めよう。
文・大西勝士(ファイナンシャル・プランナー)
早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て2017年10月より現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。
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